ずっと希望していた職種につくことができて、頑張りたいという気持ちでいたところ、同僚との関係をうまく築けませんでした。いつも叱責されているように感じ、意見を求められても、動悸がしたり顔が赤くなったり、涙目になってしまい職場に行くことがつらくなっていました。何とか自己研鑽して関係を改善したいと、研修を受けるなどしましたが、うまくいかず、その気持ちを誰かに聞いてほしいと思いました。
初回は自分自身のことを振り返ることでとても疲れましたが、先生から認知行動療法の考え方を教わり、考えのモニタリングの表に記入することを始めました。すると、だんだん考え方が変わってきて、私なんてどうせできないし何もわかってないと思われているだろうなぁと引け目に感じていたことが、それほど自分は注目されていない、みんな悩んだりうまくいかないと思っていたりするんだとわかりました。だんだん気持ちが軽くなって、発言するときも前ほど顔が赤くならずに落ち着いて話せるようになりました。
今でも心折れそうになることはありますが、そのたびにモニタリングの表に記入し、別の考え方はできないかと思い直すようにしています。
笑顔が温かく、優しく、何でも話したいと思える先生でした。行動療法の表を見ながら励ましてくださって、またがんばろうと思えました。
はじめてカウンセリングを受けましたが、「もうだめだ、仕事をやめよう」と思っていたところを、なんとか持ち直すことができました。ありがとうございました。
✦ セッション回数 1~5回
✦ カウンセリングの効果には個人差があります。
公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。