その時わかったのは
- 夕食の時、夫婦で会話をしているのは4分の1
- 沈黙、あるいは妻だけが会話していることが多い
ということでした。
結婚する前はたくさん話していたのに
年々話さなくなっている
一言、二言、必要なことだけ話している
そんな夫婦もめずらしくありません。
では、どうして夫婦の会話は
少なくなってしまうのでしょうか。
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まずは、生物学的な違いです。
ある研究では男女では
1日の会話の量が異なることがわかっています。
その研究によると
- 男性は平均7千語
- 女性は平均2万語
あくまで一般的な傾向ですが
男性と女性では3倍ほどの開きがあります。
男性の場合はこの7000語を
仕事でほとんど使ってしまうことから
家庭で無口なのでは?といわれています。
私自身も仕事でたくさん話した日と
そうでない日では家庭で話す量が
変わっています。
みなさんはどうでしょうか。
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夫婦の会話量が少ないと
「私にはもう興味がないんだな」
「なにも話してくれないんだな」
「何かおこっているのかな」
などと考えてしまいがちです。
でも、もしかしたら単純に
1日の話す量を超えてしまっている
だけかもしれません。
「私にはもう興味がないんだな」
「なにも話してくれないんだな」
「何か怒っているのかな」
そんな考えがきっかけになり
本当に会話がなくなってしまう夫婦は多いです。
お互い愛しあっているのに
すれ違いが起こっています。
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大切なのは
自分で勝手な意味づけをしないこと。
本当に相手はそう思っているのかを
冷静にふりかえることです。
そうするだけでも
夫婦の関係はかわっていくと思います。
関連サイト|夫婦関係の悩み:アプローチ例
公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。