皆さんは「モデリング」という
言葉を聞いたことはありますか?
このモデリングという言葉は
心理学の分野ではとても有名な理論です。
一言で言うと
あるモデルの行動を観察することで
新たな行動が学習される過程のこと
これだと少しわかりにくいので
子育ての場面で説明しますね。
自宅でトイレトレーニングを
してもうまくできなかった
↓
お友達がトイレに行くのをみた
↓
自分からトイレに行くようになった
このようにモデルをみることで
新しい行動がおこることを
「モデリング」といいます。
・
子どもにとっては
親は1番のモデリングの対象です。
子どもは親の行動をみて
さまざまな行動を学んでいます。
また、兄弟がいる場合は
兄弟間でモデリングしあいます。
特に下の子は上の子の影響を
受けやすいです。
そして、モデリングで
最も気をつけたいことは
子どもはモデリングによって
悪いこと(してほしくないこと)
も学んでしまうことです。
ですから、できる範囲で
子どもの周りの環境を
整えていくことが大切なんです。
モデリングを上手に活用できれば
子育ては楽にもなります。
ぜひ活用してみてくださいね!
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公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。
女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。