実はその前に短大をでています。
当時の私は「みんなが行くから」
という理由で短大に進学しました。
当然ながら学ぶ目的はなく
在学中はいつも受け身でした。
就職の段階になっても
「これがしたい」と思う仕事は
みつかりませんでした。
心の中にあったのは
「女性が輝ける職場」という
ぼんやりとした思いだけ。
結局、企業イメージだけで
安易に就職先を決めてしまい
後悔することになりました。
・
早稲田大学にも以前の私と同じように
ただなんとなく大学に進学し
講義への興味が乏しく
いつも受け身の姿勢で
卒業後にやりたいことがない
学生がたくさんいました。
だからなのか
「やりたいことがわからないのに
とりあえず大学に」
というのは危険だなという思いが
私にはあります。
短大時代の私もそうですが、
そんな学生に共通しているのが
「自分はどうありたいのか」を
考えてこなかったということです。
学生時代は人よりも
勉強ができたかもしれない。
でも一番肝心の「自分」と
向き合うことをしてこなかったと
思うのです。
だからこそ私は
子どもの学力の高さだけに
目を奪われたくありません。
子どもが自分に向きあい
「自分っていいな」と
感じられる子になってほしいと
思っています。
自分らしく胸をはって
堂々といきてほしいんです。
そのためには
「私は私、どんな自分もOK」と
言いきれる”強くてしなやかな心”を
育てることを大切にしています。
みなさんはお子さんの教育を
どう考えていますか?
関連記事|子育てで大切なこと
公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。
女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。