パパ側の言い分としては
仕事が忙しいから
体力的にきついから。
ただ、世の中には
仕事が忙しくても
体力的にきつくても
子育てに積極的なパパもいるわけです。
子育てに積極的なパパと
そうでないパパ
その違いはどんなところに
あるのでしょうか。
私が注目していることの1つが
パパの育児疎外感です。
育児疎外感とは
「どうせ自分がいなくても
子どもはママがいればいいし」
といったものです。
実はわが家でも
子どもがまだ小さい頃
夫が育児疎外感を
感じていたことがありました。
今でこそパパっ子ですが
2歳までは寝る時になぜか
パパを嫌がっていたんです。
こんなにかわいがっているのにと
夫はかなりショックを受けていましたし
「こんなこと言われるなら
早く帰ってこなくてもいいね」
と悲しそうでした。
パパの気持ち、わかりますよね...
私は内心焦りながらも
「この時期はどの子もみんな
そうみたいだよ」と
パパが嫌ではないことを
繰り返し伝えました。
そして、お子さんに
そんな態度がみられた時に
ママにおすすめしたいのは
パパと子どものつながりを深める
サポートをすることです。
具体的には
子どもがパパを尊敬できるように
子どもの前でパパのことを
たくさんほめたり、
パパが得意なことは
全てパパにまかせたり。
(愛するわが子に頼られたら
パパはきっと悪い気はしません)
そうしていると、
しだいに子どもはパパに心を許し
パパが大好きになっていくと思います。
(パパの育児疎外感もみられなくなると思います)
・
がんばり屋のママほど
一人ですべての子育てを引き受けています。
それが残念なことに
パパを家庭(子育て)から遠ざけることに
つながっていくこともあります。
どうやったら
夫婦ふたりで協力していけるのか。
諦める前にママができることから
始めてみませんか。
公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。
女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。