交際期間も含めると
夫とは約20年の付き合いになりますが
今も心地よい関係が続いています。
ですが、そんな私たちにも
ピンチな時期がありました。
それは、長男を産んでからの
数年間のことです。
今考えると”産後クライシス”です。
慣れない育児
体調不良(ホルモンバランスの変化)
急激な環境の変化
これらが重なり
私は夫に対して今まで感じたことのない
いらだちを感じていました。
夫は当時の私を
ピリピリしてて怖かった
といっています...
そんなイライラモードの私も
子育てになれてきた頃
少しずつ気持ちが落ち着いてきました。
そしてまた以前の私に。
このような私自身の経験だけでなく
産後の研究からも
産後の自分は
「これまでの自分ではない」と
冷静に眺めておくくらいが
ちょうどいいと私は思っています。
男性にも同じようなことが起こるといわれています
・
そして、個人的には
この時期に重要な決定は
しない方がよいと思っています。
たとえば、産後数年は
離婚率が最も高いといわれます。
でももし本来のあなたでないとしたら
まだやり直せる可能性が
あるかもしれません。
(命の危険がある場合や緊急性の高い場合は話は別です)
・
新しい家族が加わる。
これは家族の大転換です。
当然、これまでの
夫婦ふたりのやり方では
通じなくなります。
だからこそ
最初はケンカがふえるかもしれないし
うまくいかないことも
多いかもしれません。
それでも
またあらたに一歩ずつ
諦めずに少しずつ調整していくことが
大切なのだと思います。
そして、この時どんな調整をするかで
新しい家族の形ができあがって
いくのだと私は思っています。
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公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。
女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。