スクールカウンセラーをしていた頃
お母さんにお子さんが
がんばっていたことをお伝えすると
「家ではわがままで困るんですけど...」
「家では言うことをきかなくて...」
とよくいわれました。
お母さんがそばにいない
外の世界ではがんばれる。
でも、お母さんの前では
かっこ悪い自分がみせられる。
これはある意味
親に甘えられている証だと私は思います。
・
反対に、お母さんやお父さんの前では
気になる行動をしていないのに
園や学校では気になる行動をする
お子さんもいます。
家での緊張(ストレス)を
園や学校でみせるお子さんは
本当に心配です。
もし園や学校からお子さんの
気になる行動を伝えられたら
自分の前ではそうでないからと
一方的に否定せず
お子さんのSOSのサインとして
耳を傾ける勇気をもつことが
大事だと私は思います。
(念のためお伝えしておくと家庭でのストレスが原因ではなく集団場面が苦手などの理由から気になる行動をとってしまうお子さんもいます)
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公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。
女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。